ウェブサイトの賞味期限 — 作って終わりではなく「育てる」時代へ

Web制作 公開:

ウェブサイトは、公開した瞬間から少しずつ“古く”なっていきます。
デザインの流行や技術の進化、検索エンジンの仕様、そしてユーザーの行動様式の変化…
それらが積み重なることで、制作時には「新しい」と感じられたサイトも、気づけば時代遅れに見えてしまうことがあります。

なぜウェブサイトは陳腐化するのか

・デザインのトレンドが変わる

数年前のデザインは、今見ると「少し古い」と感じることがあります。そしてさらに年月が経てば「少し古い」から「古臭いデザイン」になっていきます。
たった数年であっても、余白の取り方やフォント、写真の加工方法など、細部の流行がユーザーの印象を左右することがあります。

・技術や環境が進化・変化する

ウェブやサーバの技術はとどまることなく常に動いています。
これに対応できないと、表示速度の低下や機能面の制限が発生することもあります。
新しい技術の登場だけでなく、運用のされ方でも影響の及ぶ場合があります。
たとえば今や当たり前になったSSLの劇的な普及を後押ししたのは、検索エンジンの仕様変更です。

・ユーザーの行動が変わる

スマートフォン利用率の上昇やSNS経由でのアクセス増加など、ユーザーの閲覧環境や行動は年々変化しています。
古いサイト構造のままでは、体験が損なわれるリスクがあります。

更新を止めたWordPressサイトのリスク

サイトが古くなると単に「古くなる」だけではなく、具体的かつ喫緊のリスクをもたらす場合もあります。
特にWordpressに代表されるシステムを利用している場合は、忘れてはいけない視点です。

・セキュリティ脆弱性の問題

古いバージョンには既知の脆弱性があり、攻撃者に狙われるリスクが高まります。
弊社記事 : あなたのサイトは大丈夫?WordPressのセキュリティについて

・プラグインの互換性などシステムのトラブル

Wordpreesにはプラグインで機能拡張を行っているものが多くあります。
プラグインも本体と同様に更新されていくことが多いですが、諸般の事情により更新がされなくなることもあります。
こういった状態を放置すると、サイトが動作しなくなったり、機能を保持したままWordpress本体を更新することに支障をきたしたりといった問題が起きることがあります。
サイトは古くなり更新を要するもの、という観点でチェックをすることで、問題が小さいうちに解決することが可能です。

・サーバ環境の更新によるトラブル

古いバージョンで放置していると新しいPHPバージョンとの非互換など、サーバー環境の変化に追随できない場合もあります。
サーバ自体が古すぎて新しいバージョンのWordpressが動かないといったケースも存在しており、更新が行われているサーバ環境かどうかもチェックが必要な観点です。

WordPressを「更新せずに動いているから大丈夫」と思っている状態は、冷蔵庫の中の食品を、見た目が変わらないからといって放置しているのと少し似ています。冷凍食品であっても賞味期限はあるものです。見た目では分かりにくいトラブルの種が、裏で進行している可能性があります。

リニューアルの目安は「3〜5年」

私たちは、ウェブサイトのリニューアルを3〜5年に一度検討することをおすすめしています。
ちょうどその頃には、デザインや技術、事業内容のいずれかにギャップが生まれ始め、サイトが古くなり始めているタイミングだからです。
リニューアルの目的は見た目を変えることだけではなく、「いまのビジネスにふさわしい情報発信の場」に再構築すること。
SEOの最適化やアクセス解析の改善など、運用から得たデータをフィードバックする良い機会でもあります。

賞味期限の切れる前に、次の一歩を。
「まだ動いているから大丈夫」と考える時期こそ、見直しを始めるベストタイミング。
ビジネスを未来へつなぐために、ウェブサイトを定期的に“育てる”意識を持つことが大切です。
うちのサイトも、そろそろかな?と感じられましたらお気軽にご相談ください。

今後もウェブ以外に日常に役立つITの話題も発信していきますので、どうぞお楽しみに。

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ホームページ制作会社にはじめて依頼される方向けに、ぜひ読んでいただきたいコンテンツです。

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