あなたのサイトは大丈夫?WordPressのセキュリティについて

Web制作2025.06.26

WordPressサイトにセキュリティ対策が必要な理由

WordPressは世界中の全Webサイトの40%以上、日本国内ではCMSの実に80%以上で利用されている最もポピュラーなCMS(コンテンツ管理システム)です。利便性と拡張性が高く、多くの企業・個人に支持されていますが、攻撃の標的になりやすいという側面もあります。
なぜ、WordPressは狙われるのでしょうか?

利用者が多いということは、攻撃対象が多いということ

WordPressは世界で最も利用されているCMSであるため、脆弱性が見つかった場合、攻撃者は同じ手法で大量のサイトに攻撃を仕掛けます。少ない対象を攻撃するよりも、大量に存在するWordPressサイトを狙ったほうが遥かに効率が良いということです。

拡張機能の高さがもたらす負の側面

無数のプラグインやテーマが公開されており、更新が止まっているものやセキュリティが甘いものも少なくありません。利用者が多い人気のプラグインは、脆弱性が見つかった場合は攻撃の格好の標的となります。
昨今では、AIにより生成されたコードを使用したプラグインが登場しており、これらがセキュリティ面に問題を抱えているというケースも存在しています。

初期設定のまま放置されがち

ログインに関する設定などが初期状態のままであることがあります。
こういったサイトはブルートフォース(総当たり)攻撃に非常に弱くなります。

セキュリティ対策を怠るとどうなる?

サイトが正常に動作しなくなる

攻撃を受けて改ざんされたサイトはその間、本来の役目を果たすことはできません。

サイト改ざんやマルウェア感染によって、訪問者や顧客に被害が及ぶ

攻撃を受けたサイトがユーザー登録やEC機能を備えている場合、個人情報や決済情報が漏洩し、信頼の失墜や法的責任を問われる事態につながる可能性があります。また改ざんによりマルウェアやウイルスの感染源となり、訪問者へ被害を広げてしまう事態も想定されます。

SEOとブランドへの影響

攻撃を受けハッキングされたサイトは危険なため、検索エンジンからペナルティを受け、ランキングが急落することがあります。訪問者にマルウェアを拡散してしまうと、評価や信用は大きく損なわれます。

膨大な復旧コスト

攻撃の内容にもよりますが、復旧作業は時間もコストも大きくなりがちです。
高額な費用がかかるだけでなく、場合によっては元通りにするのが不可能な場合もあります。
攻撃が起きてから復旧するよりも、攻撃をできるだけ受けないように対策を講じることが、時間とコストの面からも効果的といえるでしょう。

まとめ

WordPressサイトの運営は、セキュリティ対策なしには危険です。
セキュリティ対策は「特別なこと」ではなく、「運用上の基本」といえるでしょう。
攻撃のリスクを軽視すると、受けうる損失は計り知れません。
下記のような対策をとるようにしましょう(一例です)。

●常にWordpress(テーマやプラグインを含む)を最新に保つ
●不要なプラグインやテーマの削除
●強固なパスワードと二段階認証の導入によるログイン設定の見直し
●信頼できるセキュリティプラグインの導入
●定期的なバックアップ体制

WordPressは高度なシステムを「簡単に作れる」からこそ「正しく守る」ことが大切です。
ビジネスにおけるWebサイトは、会社の顔であり資産です。
サイバー攻撃から守り、信頼されるサイト運用を実現するために今すぐセキュリティ対策に取り組みましょう。
スーパーグラフィックスでは、Wordpressの保守管理・セキュリティ対策サービスも行っています。

 【新サービス】WordPressの保守管理・セキュリティ対策サービス

その他、保守という形ではなく単発でセキュリティ強化を行いたいという場合も、ぜひご相談ください。

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ホームページ制作会社にはじめて依頼される方向けに、ぜひ読んでいただきたいコンテンツです。

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